テレワークの弊害① 「腰痛」
<座る時間が長い方は要注意>
コロナの影響で対面で仕事をする方法からテレワークにシフトする会社が増えています。
感染拡大の防止策として良いかもしれませんが、その環境の変化の影響を受けて増えているのが腰痛です。

通勤で多少でも歩く事が出来た頃は、股関節を動かすことで筋肉の緊張を和らげることが出来たのでまだ良かったですが、テレワークでは座っている時間が増えた事でお尻の筋肉が緊張しやすくなります。

座っている時にお尻の筋肉で特に頑張っているのが中殿筋。
中殿筋は股関節の動きに大きく関わっている筋肉で、
座る時間が長くなると中殿筋をはじめこれらの筋肉は緊張で硬くなります。
硬くなってしまうと股関節が伸びきらないまま立とうとするので腰の筋肉が反ってしまい、途端に腰への負担が増えて腰痛になります。へっぴり腰を想像していただくと分かりやすいですが、その状態で立っていると腰が辛くなりますよね。

この場合、腰だけを押したりマッサージしてもあまり効果はありません。
腰に負担を掛けているのは股関節なので、股関節にかかわる中殿筋などにアプローチするのが効果的です。
方法はいくつかありますが、一番簡単な方法は中殿筋のストレッチです。
右の中殿筋をストレッチする場合は、椅子に座った状態で右足を左ももの上に置きます。
次に左手は右足首、右手は右膝に置いてください。この状態で胸を突き出すように前方へ上体を倒すと中殿筋などお尻の筋のストレッチ出来ます。
ストレッチをすることで股関節の動きを良くして、腰への負担を減らせます。
また、ストレッチは痛いと筋肉が逆に緊張してしまうので、必ず痛くなる手前でとどめてください。
腰に違和感があるだけでも仕事への集中力は低下します。元気にお仕事して頂くためにも、是非休憩中に取り入れていてください。
テレワークの弊害② 「軽いうつ」
<ひとりの時間が長い方は要注意>
コロナ収束の先が見えません。
社会全体の閉塞感に加えて、テレワークで人と接する機会が減ったという人多いのではないでしょうか?
この様な場合、気が付かない間に蓄積されるストレスが、ご自身を蝕んでいく場合があります。

最近ふさぎ込みがちな、昔の自分とは違うご自身に気がつくことがありませんか?最近では「コロナうつ」のみならず「テレワークうつ」という言葉も耳にします。もしかすると、あなたもその様な軽度のうつ状態になっているかもしれません。
大きな原因は、リモート環境の固定化で、仕事上で疑問点が生じても気軽に同僚と話せず、そのために仕事が進まない&孤立感も高まってしまうことです。

加えて、テレワークでは、生活リズムが崩壊することもあります。遅くまで仕事をしてしまったり、朝の始業時間直前まで起きれなかったり。
テレワークうつの予防として、孤立を防ぎ、規則正しい生活を心がけてみてください。